1947年1月8日、英ロンドン生まれ。本名デヴィッド・ロバート・ジョーンズ。1967年に、デビューアルバム〈デヴィッド・ボウイ〉。1969年に、〈スペイス・オディティ〉。1970年、ミック・ロンソンをサウンド・パートナーに迎え〈世界を売った男〉。1971年〈ハンキー・ドリー〉リリース。1972年にリリースされ瞬く間に名盤となったのが〈ジギー・スターダスト〉。グラム・ロックの旗手として人気を拡大。1975年〈ヤング・アメリカンズ〉ではジョン・レノンとの共作シングル「フェイム」で初の全米1位を獲得。
1977～79年にブライアン・イーノとのコラボレーションで制作されたアルバム〈ロウ〉、〈ヒーローズ（英雄夢語り）〉、〈ロジャー〉は、のちに“ベルリン三部作”と呼ばれた。1980年〈スケアリー・モンスターズ〉に続く1983年〈レッツ・ダンス〉では、全米4位、全英1位というキャリア最大のメガ・ヒットを記録。同年公開された、大島渚監督の映画『戦場のメリークリスマス』にビートたけし、坂本龍一らと共に出演。2004年には8年ぶりの来日公演を果たしたが、その後、動脈瘤による体調不良で活動を休止。2013年1月8日、ボウイの66歳となる誕生日に突如、ニューシングル「ホエア・アー・ウィー・ナウ？」発表と10年ぶりとなる新作〈ザ・ネクスト・デイ〉の発表をアナウンス。アルバム〈ザ・ネクスト・デイ〉は累計世界15ケ国以上のアルバム・チャートで1位、全世界の60ケ国以上のiTuneチャートでも1位を獲得。世界的評価を得て、再び音楽シーンの最前線に復帰する。そして自身の69回目の誕生日、2016年1月8日にニューアルバム〈★（ブラックスター）〉を発表。世界中の音楽ファンたちの話題を集めていた中、1月10日、18ケ月間に渡る癌との闘病の末、逝去。〈★（ブラックスター）〉は、世界20以上の地域でアルバム・チャート1位獲得。全米アルバム・チャートでは、自身初の1位（1/30付）、全英アルバム・チャートでも10作目となる1位（1/21付）を両チャート共に初登場で獲得。遺書を遺作にしたやり方はボウイならではのものであり、ロックとアートをひとつにしたその活動は、ロックシーンに影響を与えたアーティストの最高峰といわれている。