東急グループの事業拠点である伊豆半島の回遊性向上・地域活性化を目指します
東京急行電鉄株式会社
株式会社東急ホテルズ
東京急行電鉄株式会社(以下、東急電鉄)と株式会社東急ホテルズ(以下、東急ホテルズ)は、2020年6月、三島駅南口に、ホテルと商業施設から成る複合施設(以下、本施設)の開業を予定しています。この事業は、三島駅南口広域観光交流拠点整備事業として三島市が公募を行い、東急電鉄、ならびに東急ホテルズが2016年12月に事業者として選定され、本施設の建設を進めています。
伊豆半島の北端に位置する三島は、富士山を一望できる景色や、三嶋大社、三島スカイウォークといった観光スポット、うなぎや箱根西麓三島野菜、沼津漁港で揚がる新鮮な魚など、グルメが有名な観光地です。また伊豆・箱根など周辺の主要観光地へのアクセスにも優れているほか、多言語対応、観光案内看板の刷新、英語ボランティアガイドの育成など訪日外国人対応に積極的なエリアです。
本施設は、東急グループ各社が事業を展開する伊豆において、地域やグループ各社とのシナジー効果を通じた回遊性向上・地域活性化を目的にオープンするものです。また、富士山に近く、ゴールデンルート上の新幹線停車駅である三島への出店によって、東急ブランドのさらなる認知度向上を図ります。
施設構成は、1階と2階が商業施設、2階から14階が東急ホテルズの運営する約200室のホテルです。ホテルは、客室の7割以上がツインルームの計画で、訪日外国人や国内観光客をターゲットとしています。富士山の眺望を最大限に引き出すため、上層階には周囲の景色を取り込む温浴施設と、駿河湾や箱根西麓など地の食材を活かした料理を提供するレストランを計画しています。商業施設には、地域特産品を提供する販売店や飲食店などを誘致し、誰もが地元のこだわりを感じられる場所の提供を目指します。
東急グループでは、伊豆急行株式会社と東急電鉄が、2017年7月から、伊豆観光列車「THE ROYAL EXPRESS」の運行を開始したほか、2017年4月に、東急ホテルズが運営する「下田東急ホテル」がリニュー アルオープンするなど、グループの事業拠点である伊豆の地域活性化に取り組んでいます。本施設の開業により、三島へ訪れるきっかけを創出し、伊豆をはじめとした周辺観光地との連携を行うことで、さらなる地域の活性化に貢献していきます。
本施設の概要は下記のとおりです。

外観イメージ
施設概要
- 所在地
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静岡県三島市一番町2606番8 外
- アクセス
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JR三島駅南口・伊豆箱根鉄道三島駅 徒歩1分
- 施設構成
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ホテル(客室:約200室、レストラン、大浴場)、商業施設 他
- 敷地面積
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約3,400㎡
- 建物工事着工
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2018年3月
- 設計者
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RIA・SEED設計共同企業体
- 施工者
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清水建設
- 施設構成
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1.主な用途構成
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1~2階に商業施設、2階~14階にホテルを計画
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低層部には、駅と楽寿園を緑で結ぶ「雛壇上のテラス」を配置
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「水の仕掛け」や植栽などにより、水・緑・花を感じられる駅前空間を創出
2.ホテル
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富士山をはじめ、眺望を大切にした品格ある空間の創出
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上層階には周囲の景色を取り込む温浴施設と駿河湾や箱根西麓など地の食材を活かした料理を提供するレストランを計画
3.商業
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地域特産品を提供する販売店や飲食店の導入
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三島市民をはじめ、誰もが地元のこだわりを感じられる場所の提供
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施設構成イメージ図

物件位置図