北海道南端、海と森が出会う場所。渡島東部地方は、噴火湾の雄大な海景と、駒ヶ岳の美しい稜線が織りなす自然の宝庫です。
四季ごとに表情を変える風景、新鮮な海の幸、心温まる人々の笑顔。ここには、北海道の“原風景”が息づいています。

北海道の南、渡島半島の東部に位置する人口3,500人ほどの小さな漁師町。基幹産業は漁業で、主な魚種はスケトウダラ、ほたて、昆布、たことなっており、中でもスケトウダラから取れるたらこは、海の赤いダイヤと称され、鹿部町の特産品です。加工の歴史も古く「甘口たらこ発祥の地」としても広く知られています。また、活火山でもある北海道駒ケ岳の麓に位置していることから、町内には３０を超える源泉があり、温泉旅館やロードヒーティング、温水プールの熱交換などに利用されています。中でも道の駅しかべ間歇泉公園内にある「北海道遺産しかべ間歇泉」は、１００年前に偶然発見されて以来、今もなお勢いが衰えず、１２分間隔で噴く上げ、大地の息吹を感じさせてくれます。

駅弁いかめしの町として知られている森町は、函館市から車で約1時間の距離に位置しており、秀峰駒ヶ岳と内浦湾に面していることから、農業、漁業及び水産加工業が基幹産業となっている町です。 桜の季節にはソメイヨシノをはじめ、森町でしか見ることのできない森小町などの固有種や淡緑色の花を咲かせる御衣黄（ギョイコウ）など多種多様な桜を楽しむことができます。

七飯町は北海道の南西部に位置し、北海道の表玄関である函館市に隣接しています。駒ケ岳と大沼湖などから成る大沼国定公園や、横津岳・仁山高原など豊富な自然環境に恵まれ四季折々の景色が楽しめます。日本初のりんご栽培や、酪農、男爵いも発祥の地で農業が盛んです。