長野県の北西部、日本アルプスの麓に位置するのが白馬村。隣接する小谷村、大町市とともにスキーや登山などのアクティビティを楽しみたい人で1年を通してにぎわっています。まずは白馬エリアの魅力やアクセス方法について押さえておきましょう。

白馬エリアはスキー場が豊富です。小谷村・大町市を含む、白馬村を中心としたエリアは「HAKUBA VALLEY」と呼ばれ、エリア内には全部で10ヵ所のスキー場が点在。海外のスキーヤーをも魅了するほどの良質なパウダースノーに触れられます。

白馬村は「温泉の郷」とも言われるほどで、エリア内では6つの源泉が湧き出ています。その他、グルメ・ショッピングなどのスポットもあるので、温泉とあわせてスキー帰りに立ち寄るのも良いでしょう。季節によっては登山や川でのラフティング、湖でのカヌー、近年人気急上昇のSUP（スタンドアップパドル）などのウォーターアクティビティも楽しめます。夜間の星空観察会やホタル観賞なども人気です。

長野市街・松本には、歴史的建造物・アート・温泉・グルメなど、多くの観光スポットがあります。特に「白馬～安曇野」間は「安曇野アートライン」と呼ばれ、美術館や博物館が多数点在しています。その数はまれに見る多さです。白馬エリアからは車で約1時間～1時間半でアクセスできるので、スキーの後に寄り道するのも良いかもしれません。

都内から白馬エリアに行く場合の交通手段と所要時間は以下の通りです。

以下では、白馬エリア「HAKUBA VALLEY」にあるスキー場を、市町村別にご紹介します。

HAKUBA VALLEYの中心部にあるのが白馬村。ここでは、白馬村にある5つのスキー場と観光情報についてご紹介します。

長野オリンピックのスキー競技会場として使われたことで知られているスキー場です。HAKUBA VALLEYで最大の広さを誇り、最長滑走距離は約8,000m。11月から5月まで滑走可能で、上質なパウダースノーを楽しめます。ここ数年で、麓のキッズパークも充実し、ファミリー客にも人気です。国際第一ペアリフトを降りてすぐにある「サンテラスぱのらま」は、大きく開放的な窓が自慢の絶景レストラン。目の前に広がるゲレンデを眺めながら、食事やコーヒー休憩ができます。また、スキー場の周辺には白馬大橋などの美しい風景を見られるスポットもあります。

＜住所＞
〒399-9301 長野県北安曇郡白馬村北城
＜営業時間・定休日＞
※詳細は事前にご確認ください。
参考サイト:白馬八方尾根スキー場

アルプス平ゲレンデ・とおみゲレンデ・いいもりゲレンデの3つからなるのが、エイブル白馬五竜。眺望が魅力のコースの他、エキスパート向けの難関コース、初心者・キッズ向けのコースなどバラエティ豊富です。また、年末年始と1～3月の土日祝には、朝7時からサンライズ営業をしています。美しい日の出を拝みながら滑走できるでしょう。

＜住所＞
〒399-9211 長野県北安曇郡白馬村神城22184-10
＜営業時間・定休日＞
※詳細は事前にご確認ください。
参考サイト:エイブル白馬五竜

通称ヨンナナとも呼ばれるこちらのスキー場。エイブル白馬五竜と山頂でつながっており、リフト券を共通で利用できます。ふわふわの新雪を楽しみたければ、非圧雪エリアやツリーエリアなどがおすすめ。ハーフパイプやキッカーなどを備えたパークもあり、好みに合わせた滑り方や楽しみ方ができます。

＜住所＞
〒399-9211 長野県北安曇郡白馬村神城24196-47
＜営業時間・定休日＞
※詳細は事前にご確認ください。
参考サイト:Hakuba47ウィンタースポーツパーク

白馬山麓を360度見渡せる、みごとな絶景が魅力のスキー場です。山頂にもなだらかなゲレンデがあり、スキースクールも実施しているので、スキー初心者でも山頂に上がって絶景を臨めます。森の木々の中や丘を通り抜ける、クロスカントリー用コースがあるも魅力の1つです。山頂エリアには白馬マウンテンハーバーという眺めの良い展望デッキやおしゃれなカフェ、その他レストランなどの施設が多数あり、スキーをせず観光だけの利用でも上れます。

＜住所＞
〒399-9301 長野県北安曇郡白馬村北城12056
＜営業時間・定休日＞
※詳細は事前にご確認ください。
参考サイト:白馬岩岳スノーフィールド

白馬八方温泉は、白馬駅からアクセスがしやすい八方尾根の麓にある温泉地です。宿泊施設から日帰り温泉まで豊富で、日本で唯一の天然水素温泉を堪能できます。水素水はアンチエイジング効果などが期待できるとして人気。白馬八方温泉に溶け込んでいる水素量は、天然でありながら日本の最高水準を満たしています。

＜住所＞
〒399-9301 長野県北安曇郡白馬村北城
＜営業時間・定休日＞
※詳細は事前にご確認ください。
参考サイト:白馬八方温泉

お土産選びには、道の駅白馬を利用してみてはいかがでしょうか。お土産にぴったりな白馬の特産品が購入できます。また、施設内にはレストランもあり、食事も可能。長野ならではの手打ちそばや、白馬村で飼育されている豚を使った料理を味わえます。

＜住所＞
〒399-9211 長野県北安曇郡白馬村神城21462-1
＜営業時間＞
月～金曜日　9:00～18:00
土日祝　11:00～19:00
＜定休日＞
火曜日（ただし、ゴールデンウィーク・7月中旬～10月を除く）
※詳細は事前にご確認ください。
参考サイト:道の駅白馬

白馬村の北側にある村「小谷村(おたりむら)」は豪雪地帯として知られ、スキー場が多数。ここでは、小谷村にある3つのスキー場と観光情報についてご紹介します。

北アルプスの絶景が広がるスキー場。白馬コルチナスキー場とつながっており、2つのスキー場を滑走することも可能です。初心者から上級者向けのコースまであり、なかにはパウダースノーが楽しめるエリアもあります。最大斜度38度ものバーンは、上級スキーヤーも大満足できるでしょう。

＜住所＞
〒399-9422 長野県北安曇郡小谷村白馬乗鞍高原
＜営業時間・定休日＞
※詳細は事前にご確認ください。
参考サイト:白馬乗鞍温泉スキー場

白馬エリアの中でも降雪量が多いとされているスキー場で、天然のパウダースノーを楽しめるのが特徴です。16あるコースのほとんどが、ホテル前で合流する作りになっていて迷子になりにくいです。

＜住所＞
〒399-9422 長野県北安曇郡小谷村千国乙12860-1
＜営業時間・定休日＞
※詳細は事前にご確認ください。
参考サイト:白馬コルチナスキー場

小谷村の中で最大のゲレンデ。4,000mもの長さがあるゴンドラを使えば、一気に山頂まで登れます。コース幅が1,200mと広い「鐘の鳴る丘ゲレンデ」は斜度も緩く、初心者や家族連れに最適です。ゆったりとスキーやスノーボードを満喫できるでしょう。

＜住所＞
〒399-9422 長野県北安曇郡小谷村千国乙12840-1
＜営業時間・定休日＞
※詳細は事前にご確認ください。
参考サイト:栂池高原スキー場

小谷村には、スキーの帰りに気軽に立ち寄れるような温泉施設が多いです。なかには、温泉に浸かりながら北アルプスの雄大な景色を楽しめるところもあります。

＜住所＞
長野県北安曇郡小谷村
＜営業時間・定休日＞
施設によって異なる
※詳細は事前にご確認ください。
参考サイト:おたりの温泉

HAKUBA VALLEYの一番南にあるのが大町市。標高3,000m級の山が連なる北アルプスを貫く、世界有数の山岳観光地「立山黒部アルペンルート」として有名なエリアですが、スキー場もあります。ここでは、大町市にある2つのスキー場と観光情報についてご紹介します。    

緩やかな斜面のコースが比較的多い、初心者・ファミリー向けのスキー場です。キッズパークやちびっこトロイカ、デビューゲレンデなど、子どもが喜ぶファミリー向け施設が豊富に揃っています。大町市内から車でスムーズにアクセスできる点も魅力です。山の奥まで行って探検気分を味わえる、スノーモービルのツアーも開催しています。車で5分ほど走ると大町温泉郷があるので、スキー帰りに立ち寄って温泉を堪能してみてはいかがでしょうか。

＜住所＞
〒398-0001 長野県大町市平4819
＜営業時間・定休日＞
※詳細は事前にご確認ください。
参考サイト:爺ガ岳スキー場

松本・安曇野エリアからのアクセスに便利なスキー場です。ゲレンデから鹿島槍が見える他、青木湖を見ながら山頂からの滑走を楽しめるなど、眺望が魅力的。敷地内のCentral Plaza 1130では、温泉も堪能できます。

＜住所＞
〒398-0001 長野県大町市平鹿島槍黒沢高原
＜営業時間・定休日＞
※詳細は事前にご確認ください。
参考サイト:鹿島槍スキー場

大町市のスキー場から車で5分の好立地に位置する大町温泉郷は、高瀬渓谷にある葛温泉から引いた源泉を楽しめるのが特徴です。宿泊施設に入っている温泉の他、立ち寄り温泉もあるので、スキー帰りの利用にも良いでしょう。

白馬駅から、送迎バスで8分のところにあるのが白馬東急ホテルです。上層階などの部屋からは、北アルプスの山々が見渡せます。静かに過ごしたいなら正面玄関側より中庭側がおすすめで、眺望も良い部屋も見つかります。八方温泉のお湯が引かれた、リゾートホテルでは珍しい大浴場と露天風呂も魅力です。信州の素材や旬の素材を生かした料理が堪能できるレストランもあり、心も体もお腹も大満足間違いなしです。

白馬には特徴や魅力が異なるスキー場が複数点在し、ウィンタースポーツを楽しみたい人にとってぴったりのエリア。また、周辺には温泉や観光スポットもあるので、ゆっくり連泊して白馬観光するのも良いですね。ぜひ、白馬を冬の旅行の候補地に入れてみてはいかがでしょうか。

※掲載されている情報は2021年11月時点のものです。掲載情報は予告なく変更になる場合があります。